コロナワクチン接種後死亡の「因果関係」について

今回のコロナワクチンの大きな問題点の一つは、ワクチン接種後に亡くなった場合のワクチン接種と死亡の因果関係の判定です。厚生労働省の発表によると、日本ではワクチン接種後死亡が確認された人は、11月26日の時点で1387人。

そのうち、接種後、因果関係があると結論づけられている人はいません。

正確には、因果関係あり、因果関係なし、因果関係不明の3つのカテゴリーがあり、大半が因果関係不明、残り数点が因果関係なしとなっています。

なぜ、接種直後に死亡なのに因果関係不明なのか?という疑問に対して、厚生労働省は下記のようにホームページに記載しています。

(以下厚生省労働省HPより)

「ワクチンを接種した後に亡くなった」ということは、「ワクチンが原因で亡くなった」ということではありません。人はワクチンの接種とは関係なく突然命を落とすことがあるため、ワクチン接種後の死亡事例が出た時は、ワクチン接種との因果関係を調査することが大切です。

新型コロナワクチンを含むあらゆるワクチンは、大規模な臨床試験で安全性が確認された後に承認されています。日本で使用されているファイザー社及び武田/モデルナ社のmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンは、いずれも臨床試験において、ワクチン接種者とプラセボ接種者で、重い病気を発症した人や亡くなった人の割合に差がないことが確認されています。

また、接種が進んでいる米国では、ワクチン接種後の病気の発生率と、接種を行わなかった場合の予想される病気の自然発生率を比較するなどの評価が行われています。これらの調査の結果、米国CDCは2021年6月時点で「死亡事例とmRNAワクチン接種には明らかな因果関係がない」と評価しています

日本においても、副反応疑い報告制度により、ワクチン接種後の死亡事例が報告されていますが、こうした事例をみたときに、現時点でワクチン接種との因果関係があると判断された事例はありません。

それでもなお、決して予断を持つことなく、個別の死亡事例をみたときに「新型コロナワクチンが原因ではないか」、あるいは、症例数などをみたときに「新型コロナワクチンの接種後に特定の病気による死亡が特に増えていないか」など、引き続き、国内外で慎重なモニタリングが行われています。

こうしたことをまとめると、日本において、新型コロナワクチンの接種が原因で多くの方が亡くなったということはありません。

(以上厚生省労働省HPより)

上記のHPの文言を見てわかることは、厚生労働省の見解は、ワクチン接種者と未接種者の病気の発生率を比べて割合に差がなかったというファイザー社および武田/モデルナ社の臨床試験結果に基づいているということです。つまり、統計上、ワクチン接種が原因と思われる不自然な疾患ごとの死亡者数は出ていないという認識です。

この論理は、コロナワクチン接種の安全性について、説明される時に、よく言われる論理です。

つまりワクチン接種後1387人も死んだと聞くと、「えっ1387人も死んだの大変!とんでもない劇薬だ!」となりますが、日本では毎日、何らかの原因で3000人近くなくなっているので、すでに人口の大半接種1億人近くに接種していれば、接種後、たまたま何らかの原因で接種と関係なく1387人、亡くなる人がいても不思議はないよねということです。

つまり、ワクチン接種した場合の死亡数・疾患の種類と、ワクチン接種しなかった場合の死亡数・疾患の種類に有意な差は認められない。故に、ワクチン接種が原因と認められる死亡はないので、コロナワクチンは安全ということです。

しかし、その論理で本当にワクチンの安全性が証明されているといえるのでしょうか?

その論理で証明されているのは、統計上、自然死とワクチン接種後の死亡に不自然な差が見られないということに過ぎないのではないでしょうか?たとえば10万人に1人の確率でワクチンによる心筋炎が起こった場合、統計上で見た時、それは0.001%の誤差として片付けられるでしょう。

しかし、当然ながら分母が増えれば、絶対数も増えていきます。国民全員1億人が接種したとすれば、1億人の0.001%は1000人です。1000人を誤差の範囲で切り捨てて良いのでしょうか?

そもそも、1人でも人の命を誤差として切り捨てて良いのでしょうか?

つまり、コロナワクチンの安全性は、統計上の明確な差があるかないかに担保されているといえます。そして、統計上に明確な差としてあらわれない死亡は誤差として処理される可能性が非常に高いといえます。

しかし、統計上の自然さを重んじるのであれば、これだけ、当たり前のように38度-40度の高熱が報告されているのに、それが死のトリガーを引いていないと考えるのはむしろ、統計上、不自然と言えるのではないでしょうか?

科学的、客観的なデータ判断が必要と謳いながら、統計データから導きだされる結論は、大いに恣意的、主観的といえます。これが、科学的な統計判断ということで医学界全体のコンセンサスがとれているというのは不思議なことです。

厚生労働省やワクチンを推奨する医師やメディアは、コロナワクチンの安全性について、今までコロナワクチンと因果関係があると判断された事例はないと主張しています。

しかしコロナワクチンのリスクを正確に発信するのであれば、ワクチン接種後に死亡している人間はいるが、その因果関係は不明であるというべきでしょう。

現状は、今までコロナワクチン接種が原因で亡くなった人は、あたかも、いないとして喧伝されています。

まさに、この点が多くのコロナワクチン懐疑派の人々が不信感を抱いてている点です。

一方でワクチン接種を推奨しながら、接種後、重大な健康被害がおきれば、それはワクチン接種とは無関係ですと見捨てる態度。

その態度を多くの人々がコンセンサスとして、持つのなら、それはひどく冷たい社会なのではないでしょうか?

コメント

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